SW
エスダブリュー
7つの業界で、それぞれ別の意味で使われています。
ソフトウェア
software
仕様書や設計資料で、ハードウェア(HW)と対にして使う略記。SW 仕様、SW 担当のように、機器の中で動くプログラム側を指す。組み込み開発では HW と SW の分担や結合試験の段取りを話すときによく出る。
HW の試作が上がるまでに、SW 側は単体試験を終わらせておきます。
短波
shortwave
HF(High Frequency)またはSW(Shortwave, Short Wave)
3〜30MHz の電波帯で、HF とも呼ぶ。電離層で反射して遠くまで届くため、国際放送やアマチュア無線、船舶・航空の通信に使われる。ラジオの受信機では周波数帯の切り替え表示に SW と書かれる。
このラジオは SW の帯域に切り替えると海外の放送が入る。
サンドウェッジ(ゴルフ)
sand wedge
ゴルフでバンカーの砂からボールを出すために作られたウェッジ。ソールにバウンスと呼ぶふくらみがあり、砂に潜りにくい。ロフト角は54〜58度ほどで、クラブの刻印やセット表では PW、AW、SW、LW のように略して並ぶ。
グリーン手前のバンカーだから、SW を持って打とう。
スイッチ
switch
回路図で部品を区別する記号(参照記号)の一つで、スイッチを表す。抵抗は R、コンデンサは C、トランジスタは Q といった並びに入り、同じ種類の部品が複数あるときは SW1、SW2 のように番号を付けて区別する。
基板の SW2 を押しながら電源を入れると、書き込みモードで起動する。
ソーシャルワーカー
social worker
病院で、患者や家族の療養中の心配ごと(費用、転院、退院後の生活など)の相談にのる相談職。チーム医療の中で医師や看護師と情報を共有し、患者の生活につなげる役割を担う。病院で働く人は医療ソーシャルワーカー(MSW)とも呼ばれる。
退院後の療養先は、SW に相談して調整してもらった。
スイッチャー
switcher
テレビ番組の制作で、複数のカメラ映像などを切り替える担当、またはその機器。スタッフ表や担当の割り振りでは SW と略して書かれ、テクニカルディレクター(TD)が兼ねることも多い。
今日の中継は、SW を TD が兼務する体制で入ります。
サブウーファー
subwoofer
低音域だけを再生する専用スピーカー。AV アンプの設定メニューでは「SWモード」のように SW と略して表示され、サブウーファーから出す低音域の信号を、LFE(低音効果用の信号)だけにするか、フロントの低音域も加えるかを選ぶ。
アンプの SW モードを LFE+メインにして、フロントの低音も SW から出す。
SW の隣に並ぶ文字が読みを決める
ウェッジのセット表には、PW、AW、SW、LW と並ぶ。ピッチング、アプローチ、サンド、ロブの順で、ロフト角の小さいほうから大きいほうへ進む。ゴルファーはこの LW を見て、長波とは読まない。
ところが電波の世界には、同じ LW と SW の組がある。電波は波長で長波(LW)、中波(MW)、短波(SW)に分けられる(英語版 Wikipedia「Shortwave radio」)。ゴルフでは SW の次に LW が来て、電波では SW が短い側の端にある。文字は同じでも、並べる軸がまるで違う。
ゴルファーが LW を長波と読まない理由は、LW の二文字にはない。左隣に PW と AW が控えているからだ。ゴルフダイジェスト・みんなのゴルフの解説でも、SW はサンドウェッジ、LW はロブウェッジ、AW はアプローチウェッジとして一列に説明されている。列ごと読んでいて、一文字ずつ読んでいるわけではない。
列で読むのは、ほかの SW も同じである。
設計資料では、SW は HW と対で書かれる。「HW の試作が上がるまでに SW 側は単体試験を終える」と言うとき、SW はソフトウェアで、機器の中で動くプログラムの側だ。回路図の SW は、R(抵抗)、C(コンデンサ)、Q(トランジスタ)と並ぶ部品記号で、スイッチを表す。基板に SW1、SW2 と番号が振ってあれば、押しボタンが複数あるということになる。
放送局のスタッフ表では、SW はスイッチャー、つまりカメラ映像を切り替える担当で、テクニカルディレクターの TD が兼ねることも多い。AV アンプの設定画面に出る「SWモード」は、サブウーファーに送る低音の範囲を選ぶ項目である。病院では、SW に相談して転院先を調整してもらう。ソーシャルワーカーのことだ。
SW は、単独では何も決めない。HW が隣にあればソフトウェア、R と C が隣にあればスイッチ、PW と LW が隣にあればサンドウェッジになる。手元にウェッジがあるなら、フェースの刻印を見てほしい。SW の隣にどの文字が並んでいるか、一度見ておくといい。